ありがとうございます、と声に出して感謝することです。

有り難いのは、有ることがなかなか難しいという意味ですから、自然と感謝の気持ちになります。

自分がこの世に生まれてきたのは、有り難いことなのです。選ばれたのです。こころの次元を上げるチャンスを与えられたのです。期待されています。ほんとうに、ありがたいことなのです。

生まれてきたことを感謝し、いま生きていることを感謝し、護られていることを感謝し、導かれていることを感謝する以外にないでしょう。

誕生日に、両親に感謝の気持ちを込めてプレゼントをしたことがありますか。両親の誕生日ではなく、自分の誕生日にです。

生んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう。おかげで毎日がこんなに楽しいよ。時々は悲しいこともあるけれど、やっぱり生きてて良かったと思えることの方がたくさんあって、いのちがあって良かったなあって思えるもの。

そんな気持ちを込めて、花のプレゼントでもしたらどうでしょう。

紹介してあげる方向の人間関係の流れが宇宙の法則通りの流れです。この流れの方向に沿ってすべての人たちが実践していけば、素晴らしい人間関係は次々に難なく出来上がっていくはずです。

なぜなら、宇宙の法則通りにまわっていく円運動は、やがて少しずつ上昇を指向していくからです。まわりながら少しずつ次元が上がっていくのです。ひとまわりしてたとえ１ｍｍでもあがっていればもう螺旋運動です。循環運動が螺旋運動に変わっていけば、もうあとは上昇するしかありません。

人間関係のメリーゴーラウンドはゆっくりと上昇をはじめるのです。

ＨＭＵ 達弥西心

私たちの「紹介してあげるエネルギー」を受けてまわりはじめた人間関係のメリーゴーラウンドは、次々にあちこちで新しい人間関係をつくりながら、次第に大きく成長していきます。

ぐるりとひと回りすると元のところへ帰ってきます。私たちの発信した「紹介してあげるエネルギー」が、ドミノ倒しのように長い波及効果の後に、ひょんなことから突然、私たちのすぐ目の前の当の本人のもとへ戻ってきたのです。戻って来たとたんに、今度はその人の「あなたを紹介してあげたいエネルギー」が、その人から逆回りに一気に駆けぬけます。

なぜなら、私たちは無条件で相手の人をまわりの人たちに次々に紹介してあげていたのです。そのことを相手の人は何も知らなかったのです。その人はそのことをいま知ったのです。感激しないはずがありません。感激して、その感激をそっくりそのまま逆回りに流してくれるのです。

私たちは、実は自分のことを紹介して欲しかったのです。自分が望んだ通りのことが、自分の方から「紹介してあげるエネルギー」を発信したことからの一気に実現していったのです。

(続く)

発信受信往復の運動には、動きはじめるための大きなエネルギーが必要です。せっかく動きはじめても、エネルギーを与えないと途中でプツリプツリと中断してしまいます。

発信しても返信がありません。せっかく受信しても往復運動まで至りません。往復運動もやがて自然に消滅していきます。波打ち際に砂で城を築くようなものです。

この段階では慣性の法則は通じません。まわるという円運動に発展していないからです。

まわるという円運動は、往復運動の次の段階の循環運動に発展してやっと始まります。

「紹介してあげる」という、押し出す与えるエネルギーは、人間関係のメリーゴーラウンドは次第に加速していきます。動きはじめたら止まらなくなります。ほんのささやかなエネルギーを加えるだけで、いつまでもまわりつづけるのです。

ＨＭＵ 達弥西心

慣性の法則という宇宙の法則があります。止まっているものはいつまでも止まりつづけようとする。動いているものはいつまでも動きつづけようとするという法則です。慣性の法則は円運動の習性です。

人間関係も例外ではありません。いったん宇宙の法則通りに沿う方向でまわりはじめるとなかなか止まらなくなります。小さなうずが次第に大きなうずに変わっていくように、何ものかに突き動かされるようにどんどん拡がっていきます。

(続く)

引き寄せることは誰でもします。誰もが自分の方へ引き寄せることばかりを考えています。

しかし私たちは自分から与えることができるのです。与えれば与えるほどますます私たちは与えることができるようになって、自動的に自然に与えられるようになっていることを知っています。それが宇宙の成就の法則だということも知っています。

私たちはもう充分に知っているのですから、分かってください。分かったら、決意してください。分かったことを実践する決意です。決意すればかならず、そうなります。自然にそうなっていきます。そうすれば、みんな幸せになれるのです。

ＨＭＵ 達弥西心

誰にでも人間関係はこのようにまわって欲しいという流れの方向があります。しかしその流れの方向が、もしも自分の方に引き寄せるような方向だとしたら、たとえ一時的に流れたとしても、やがてうまくいかなくなります。宇宙の法則に合致しないからです。

たとえば、自分に紹介して欲しい、自分を紹介して欲しいという人間関係の流れの方向があります。いずれも自分の方に引き寄せる方向です。これはうまくいきません。

ならばどうするか。このまったく逆の方向の流れをつくるのです。宇宙の法則の答えは、つねにＡｏｒＢです。白か黒かです。右か左かです。極論です。

逆方向の人間関係の流れとは、欲しい方向ではなく、あげたい方向です。引き寄せる方向ではなく、与える方向です。自分を紹介して欲しい方向ではなく、相手を紹介してあげたい方向です。

相手を紹介してあげつづけるのです。次々に自分のまわりの人たちに紹介しつづけるのです。発信の方向です。一方的に発信しつづけるのです。

(続く)

人間関係は輪のようにつながっていくことが幸せなのです。良好な人間関係はとにかく和やかです。円満です。宇宙の法則がそうなっているのです。

輪とか和とか、円満とか、幸せを説明する言葉はなんとなく丸いイメージです。丸くて、しかも融け合って一つになっているイメージです。

宇宙がまわっているのなら、人間関係もそのようにまわしていくことです。まわってまわして人間関係はうまくいきます。

人間関係をまわすには、まず与えることです。与えつづけることです。

私たちが誰かに何かを与えることで、そこにたとえ小さくても与えるというエネルギーが発生します。このエネルギーこそ重要です。エネルギーが発生しないかぎり運動は何も起こりえないからです。待っていては何も起こらないという意味がここにあります。

(続く)

うまくいかなかった報告をするとき、あなたは結果から始めますか？言い訳から始めますか？

言い訳から始める人は、いつまでたっても目標を達成できません。

なぜなら、目標を達成できなかったのは努力が足りなかったのではなく、達成できない「素晴らしい言い訳」を見つけたからです。言い訳を見つけたとき、夢は一気に消えていきます。

夢は他人の妨害によって失せるのではなく、あなた自身の言い訳によって失せるのです。

ＨＭＵ 達弥西心